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ROBOT魂 <SIDE MASHIN> 龍王丸

ROBOT魂 龍王丸

創界山での戦いの中で一度は命を落とした龍神丸が、空神丸と合体することでパワーアップした姿が「龍王丸」です。なんで「神」がパワーアップして「王」へ格下げになるんだと言われたもんですが、最近知ったところによると、これは「神の中の王」的な意味合いなんだそう。
さて、パワーアップ以降もワタルに召喚されたときは龍神丸の姿。戦いで劣勢になり、敵が隙を見せたチャンスに「パワー全開!」の声で変身するというのがお決まりのパターンでした。「魔神英雄伝ワタル」は、ワタルと龍神丸の結びつきが強い物語でしたから、龍神丸の姿を最終回まで出し続けたのは正解でしたよね。だからこそ、最終回(の1話前)の別れが一層感傷的なものになったんだと思います。いい終わり方だったなぁ。最近見返したんですが、この年になると泣けて仕方なかったです。
※掲載している画像には、一部変形のミスがあります。申し訳ありません。

パワーアップの説得力。

ROBOT魂 <SIDE MASHIN> 龍王丸

龍神丸のパワーアップした姿として龍王丸の姿を見たとき、その完成度の高さに驚かずにはいられません。
個人的に注目したいポイントは二つあります。一つは、龍神丸と空神丸が合体するという前提から、龍神丸に翼を付けたようなシルエットにしなかったという点。龍神丸の姿を継続して出すのであれば、安直に考えると(直前に流行していた「聖闘士星矢」のような)鎧をまとうようなパワーアップ形態になっていても不思議じゃありませんでした。実際、後に「ワタル」でも「皇帝龍」という形で鎧状のパワーアップ形態も出ましたし。ただ、個人的にはああいった形態は動きが鈍重になったり、可動が制限されたりするイメージが付きまとうため、パワーアップの説得力が弱くて好きじゃありません。
もう一つは、龍と鳥が合体して「鳳凰」になるという想像力の飛躍です。これどうなんでしょう、リアルタイムの頃は、龍と鳳凰を比較して「かえって弱くなったんじゃ……?」とも思いました。それでも、鳳凰形態は龍神丸の対空の弱点を補うばかりか、戦術の幅が確実に増えたことをはっきりと見せてくれました。戦闘シーンにもスピード感が生まれ、物語も佳境へと入るタイミングで確実にアニメとしての魅力をパワーアップさせてくれたと思います。

龍神丸の意匠を残しながら、適度にデコレーションされたシルエット。カラーリングはトリコロールのヒーロー然とした龍神丸から打って変わって、白と黒を基調に金と赤を添えた非常に高貴なもの。色合いに加え、鳥らしい造形はすべて背面に隠したことで、前から見ればこれが鳳凰に変形するなんて想像できないところも面白い。
単純に武装を強化するでもなく、新型機という扱いでもない。「ワタル」というファンタジーの世界ならではの、「変身」という過程を経て誕生するパワーアップ形態として説得力のあるデザインだと今でも思います。

龍王丸の決定版。

ROBOT魂 <SIDE MASHIN> 龍王丸

ROBOT魂で最初に出た龍神丸(Amazonにリンク)は発売当時(2009年)の水準で見ても、あまり出来のいいものとは言えませんでした。その3年後に登場したこの龍王丸には結果的に汚名返上の役割が期待されることになったわけですが、まさにそれに見合った出来だったと言えるでしょう。実際、この後にシリーズはしばらく続き、当ブログでも以前ご紹介した龍神丸Ver.2を実現することができたのでした。
拳など、一部のパーツは差し替えとなりますが、ロボット形態も鳳凰形態も非常にバランスがとれており、若干頭身が高い気もするものの、素直にカッコいいと言えるスタイルです。ワタルフィギュアも含めて塗装の質も良く、白い部分はラメが含まれているなど、デザインに見合った高級感すら備えています。

惜しむらくは、鳳凰形態のパーツが背面に集中していることもあり、頭部などの可動に一部制約が出ていることでしょうか。各部を都度調整すれば可動できないことはないんですが、ストレスを感じるのも事実。関節が固めに作ってあることもあって、ポージングや変形は思っていたより面倒でした。

とはいえ、それは些細なことです。個人的には、手に入る龍王丸の立体物の中で、これが決定版であることには変わりありません。龍神丸Ver.2ともども、手放すことのできない逸品となりました。

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