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トランスフォーマー MP-22 ウルトラマグナス

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2014年暮れ、マスターピースシリーズ久々の新規大型アイテムとして登場したのは、永遠のNo.2「ウルトラマグナス」でした。コンボイ亡き後、ニューリーダー・ロディマスコンボイを支えた実直な戦士。合体戦士を除けば群を抜く巨大な体躯を誇りながら、決して好戦的なところがなく、敵にすら公正さを見せる尊敬すべきキャラクターです。
その巨大なボディはマスターピースとしてきっちり立体化され、かつてないボリュームと迫力を持ったアイテムとなりました。加えて、ここまで順調に追加されてきたカーロボシリーズを積載できるキャリアカーがラインナップされたことにもなり、マスターピースシリーズもいよいよ波に乗ってきました!

変形そのものの楽しさ。

トランスフォーマー MP-22 ウルトラマグナス

ウルトラマグナスが商品化される際に問題となりがちなのが、いわゆる「中の人」の扱いです。トランスフォーマーがまだ「ダイアクロン」だった時代、ウルトラマグナスはコンボイのパワーアップ版として商品化されました。「パワードコンボイ」の商品名の通り、コンボイがカーキャリアをパワードスーツとして装備するという構造になっており、ウルトラマグナスの中身はコンボイということになっていたわけです。トランスフォーマーに登場してからも玩具はそのままの構造で発売されたいっぽうで、当時のアニメでは中身がコンボイという設定は無視されるかたちになっていました。

今回のマスターピース化にあたっても、中の人をどうするべきだったかには賛否両論あるようです。玩具のリニューアルにこだわるなら中の人ありきだし、あくまでアニメの忠実再現ということであれば中の人はいらない。今回の選択は後者でした。そう、バンブルも実車のサイズを無視して小さく立体化されたように、このシリーズはあくまでもアニメ準拠であるという方向性は変わっていません。個人的にもこの選択は大賛成です。

その結果として、面白いものを見ることができました。それは、トレーラーヘッドを取り込む変形メカニズム。トレーラーヘッドとキャリア部分は実車同様に「く」の字に曲がったり、なんと分離もできます。それでいて、ひとたび変形が始まると折り紙のようにパタパタと展開していって、いつのまにやら胴体になる。この構造はなんとも不思議で、何回でも変形させたくなります。昔の玩具のように、いったんトレーラーヘッドを分離させてから合体させるような変形だったらいざしらず、いっしょくたに変形させて違和感なくトレーラーヘッドを隠してしまったことに脱帽です。

初めて手にしたウルトラマグナス。

トランスフォーマー MP-22 ウルトラマグナス

総じて、このウルトラマグナスの変形は楽しい。
トレーラーヘッドが胴体にはなるものの、それ以外の四肢は華奢なキャリア部分でできています。それでいて、アニメのイメージ通りのガッチリとたくましい体つき。ひとつひとつのパーツが大きいので大味な変形に錯覚するのですが、大胆かつ緻密に構成されており、少し動かすだけで大きく表情を変えます。これぞ変形玩具の醍醐味。

そうした創意工夫の賜物で、ロボット/ビークル両形態ともアニメの再現度が非常に高くなっています。ほぼ非の打ちどころがありません。とくにビークルモードのトレーラーヘッドは、見た目がMP-10のコンボイと同じながら、変形方法がまったく違うというのが大きなポイントです。

いっぽう可動ですが、これはまぁ期待しちゃいけないと言うか、期待する方が間違ってると言うか……、正直なところ撮影には苦労しました。膝の関節がクリック方式である程度制限されるうえに、腰から上が重いのでなかなかポーズが決まりません。手は開くんですが、悲しいかな指の関節は動きそうで動かない。何かを指さしたりするポーズをとらせたかったんですが、無理でした。
ただ、もともとウルトラマグナスは動くキャラじゃないし、また派手なポーズが似合うわけでもないので、そんなに動かなくてもいいんじゃないかとは思ってます。ポーズは固定しやすくなってほしいですけど(笑)、頼りがいのある佇まいがカッコいいキャラクターなので、腕や足の角度だけでキマる存在感があるんじゃないでしょうか。

いずれにしても、昔からのファンとしては、あのアニメのウルトラマグナスが立体化したということだけで感動するレベルなんですよ。なにせ以前の玩具は腕が動く立像みたいなレベルで、個人的には子供心にも欲しいと思わなかった。それが30年の時を経て、あのウルトラマグナスが我が家にいる。もう、箱を見るたびにいつもニヤニヤしています。
思えば、マスターピースシリーズにはそんな感動を何度もさせてもらってますね。この先のラインナップもいくつか発表されてますが、今後も末永く続くように応援していきます。

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