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トランスフォーマー MP-10 コンボイ

トランスフォーマー MP-10 コンボイ

トランスフォーマーのハイエンドシリーズ「マスターピース」が誕生したのは2003年。MP-01コンボイに始まり、順調に主役クラスをラインナップに加えていったものの、2011年にこのMP-10が発売され、シリーズは一度リセットされました。
それまでは各商品ごとに異なるコンセプトで展開していたこのシリーズ。サイズ感もバラバラだし、キャラクターじゃなくて実際のビークルの再現に力を注いだものがあったりと、あくまでも商品ごとにテーマを設けて単体の魅力を追及するシリーズだったように見えます。
ただ、MP-10でもう一度コンボイを作り直すと言われても、個人的にはなかなか手を出しづらい状況もありました。ひとつには、このひとつ前のMP-09(ロディマスコンボイ)の品質がよくなかったこと。もうひとつは、少し前にもバイナルテック→キスぷれ→オルタニティと右往左往したシリーズを見せられたという経験があったためです。このコンボイのあと、主役級をチラホラ出してまたフェードアウトするんじゃなかろうか……。そう思うと二の足を踏んでしまい、発売後も購入を数か月迷い続けることになったのでした。

個人的には究極のコンボイ。

トランスフォーマー MP-10 コンボイ

買わないで後悔するのも怖いというのが本当のところ。結局はネットショップのポイントを大量投入して購入へのハードルを下げることで、MP-10はやっとこさ我が家に来ることになりました。
しかしどうだろう、手に取って驚くこの出来の良さ……。これこそ、まさに子供の頃にテレビで見ていた頼もしいコンボイ司令官そのもの。シリーズがどうのではなく、現段階ではこれ単体で究極のコンボイとも呼べる出来だと思います。MP-01が大人向け玩具としての決定版なら、これはアニメのコンボイを再現した決定版。

……いやもちろん、単体でいいならMP-09以前と同じじゃないか、というのもその通り。単体でこれだけのこだわりと出来を実現してくれたのは、まさにタカラトミーの誠意。しかしトランスフォーマーは群像劇です。コンボイだけが主役じゃない。結果としては、このコンボイとスケールを合わせたおなじみのキャラクターたちがこのあと続々と登場しました。ここで取り上げたランボルしかり、バンブルしかり……。それは2015年夏現在、まだ続いています。シリーズが始まって12年、この先も末永く続くことを祈るばかり。

思えば、生来の天邪鬼で、小さい頃から主役のキャラクターはあえて避けてきました。コンボイもまたしかり。しかし結局それはヤセ我慢というもので、こうして30年経ってからコンボイ司令官を手にしたときの感動といったら……。子供の頃は、アニメとずいぶん違う姿の玩具でもそれほど気にはなりませんでした。 とは言え、大人になったらきちんとアニメの姿をまとって、あの目に焼き付いた理想の姿になって戻ってきてくれる。年は取るものです。

ちなみに、このコンボイの数少ない欠点とされるのが、「腕が長い」という問題。それは確かにそう。ちょっとゴリラっぽいシルエットになってますよね。まぁゴリラのコンボイもいたんですけど。
一応、解決策を探してみたところ、Twitterで素晴らしい方法が提示されていました(参考)。ネジを外して分解する方法なので、リスクも少なく傷もつかない。この記事の写真も改造済みです。ただ、箱に仕舞う時には元の状態に戻さないとブリスターに入りません……。

動かすたびに、並べるたびに新たな感動。

トランスフォーマー MP-10 コンボイ

見た目は懐かしい箱型ロボットのままですが、可動範囲は優秀で、とにかくよく動きます。股関節は柔軟だし、肩関節は後ろにも動かせて、各部のクリック幅も気にならないレベル。関節の保持力もしっかりしてい るので、ポーズがとにかく決まります(ゆるくなっている場合はネジを締めてみよう!)。ウルトラマグナスのように重量バランスが偏っていることもないので、ちょっと不安定なポーズでもしっかり立ってくれますね。コンボイは結構アクションシーンが多いキャラクターだったので、派手なポーズも似合うのですが、そこら辺も個人的には特段ストレスなし。しかしこれだけポーズが決まるとたまりませんね~。アニメのシーンを逐一再現したくなる。早く同スケールのメガトロンが欲しいもんだ……。

付属のコンテナの方も、昔の玩具同様ちゃんと基地遊びができるし、マスターピースの他のカーロボットたちとからめることも可能です。ただ、子供の頃は基地遊びってそんなにしなかったんですよね。トランスフォーマーたちの「基地モード」ってほとんど基地に見えない無理やりな変形ばかりだったし、スケールもバラバラだったし。でもこうしてスケールが統一されているとグッとリアリティが増すのでものすごく魅力的に感じます。横に並べるだけで空気感が出てくる。マスターピースは揃えてナンボですね。だからこそ、このMP-10の偉大さは時間が経つにつれて増すばかりなのです。

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