謙虚なウルトラマン。

メビウスの好きなところは、キャラクターが首尾一貫していたところです。変身前と変身後、どちらからも滲み出る謙虚な姿勢。彼ほど敬語の似合うウルトラマンはいない。ウルトラ兄弟の客演が前提だったからこその「守ってあげたい」キャラ設定だったのでしょうけど、それが長いウルトラシリーズの中でも特に個性的なウルトラマンを生み出す結果になったと思っています。地球人に学び、兄弟に学び、途中からは仲間に正体を晒し、それでも仲間に助けられて、地球人と共に戦ったウルトラマン。まさにウルトラシリーズの総決算でした。

なのに厳つい立体化。

Actを色々いじってみての感想ですが、気になるのは腕と胴体がはっきり分かれているところでしょうか。胸のプロテクターが直線基調なせいで、シルエットはまるで箱型ロボットから人間の腕が出てるようです…。まぁ、この辺は初期Actならでは、というところかもしれませんね。初期Actということで言えば、足首がゆるいのも困ったもんです。せっかくポーズを付けても、足首がゆるいので立てない。バランス云々じゃなくて、根元からグニャリと曲がってしまいます。体つき全体的には、あまり筋肉質に見えないメビウスの雰囲気を上手く立体化できているんじゃないかと思います。ここは初期ならではですよね。リニューアル後では、6兄弟のように筋肉質に生まれ変わっていたことでしょう。うーん、どちらも良し悪しですねぇ。…。
さて、私が一番気になるのは、実は顔だったりします。これ、ちょっと怖いです。耳の上から伸びた突起が眉までつながってるんですが、これがちょっと盛り上がり過ぎのように思います。あと、口角が上がって見えるのも一因でしょうか。謙虚なメビウスさんには違和感のある、戦闘的な顔になってしまっていて残念です。

たくさんのウルトラマンが客演したウルトラマンメビウスですが、近い将来のテレビシリーズで、彼自身が助けに来てくれることはあるんでしょうか。そのとき、彼の謙虚な姿勢が引き継がれているかどうか…。これまでの前例を考えると、結構不安です。まぁ、近い将来にテレビシリーズがあるのか、ということを考えるともっと不安ですけど…。

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