今風に生まれ変わった龍神丸。

Ver.1との比較画像がないので恐縮ですが、最大の違いは横幅の大きさでしょうか。胴体がボリュームを増し、比例して肩幅も大きくなって、力強い シルエットとなりました。個人的に歓迎しているのは、スミ入れがされなくなったことです。かつてのROBOT魂で苦手だったのは、スミ入れがいかにもペンで書きましたという見栄えだったこと。最近のROBOT魂はこの「ワタル」のシリーズとバイファムくらいしか持ってませんが、もうスミ入れはされなくなったのかもしれませんね。
顔の造形自体も、顔そのものが大きくなり、対照的に角の部分が小さくなったことで非常にバランスがよくなったと思います。見た目は非常に男前で、玄田 ボイスで方言を披露するとは思えないくらい(笑)。造形のエッジが増し、不思議と今風に見えますね。ただちょっと残念なのは、その男前な顔が、特に目が見えにくいこと。正面から見ると、目がバイザーに隠れがちになります。実際、アニメでの描かれ方はまさに2次元の嘘と言えるもので、バイザーがえぐれて反り返ったようになっていたかと思います。逆にVer.1ではそこをなんとか実現しようとしてああなったようにも見えたので、これはこれで仕方ないですね。

オモチャが僕らを補ってくれる。

しかし、この龍神丸はいろいろな部分が実によく動きますね。可動範囲という点ではそれほどでもないのかもしれませんが、可動箇所は実に多い。おかげでポーズを付けるときになかなかピタリと決まらず、苦労させられました……。
特に腕の付け根と肩。腕の付け根は二重関節になってますし、肩も二重構造になっています。これは「登龍剣」を頭上に掲げるための仕様だと思いますが、おかげで色々なアクションが実現可能になりました。もとより、この首のないディフォルメ体型がアニメのように動くのは無理のある話。それを立体化するのは難産だったと思います。何度も言いますが、その難産の結果がVer.1だったわけで。試作の写真が世に出るごとに、ファンの悲鳴が増えていったのを覚えています。それを考えると、アクションを実現した上に変形まで可能にした「龍王丸」とはいったい何の奇跡だったのでしょう……。
かつてのプラクションは右腕を垂直に90度動かすことしかできませんでした。それが20余年の時を経て、ここまで自在に動かせる龍神丸を手にすることができました。一方で、もはや今の年齢では、劇中とは似てない玩具を補える想像力はありません。しかしそこは、よく出来た玩具が補ってくれる。こうして僕らはいつまで経ってもオモチャに捉えられ続けるのです……。

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