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トランスフォーマー MP-30 ラチェット

トランスフォーマー MP-30 ラチェット

アイアンハイドと同型のリデコながら、救急車というアイデンティティを備えたラチェット。実写映画でもアイアンハイドとともに第一作から登場し、名実ともに主要キャラクターと言えます。しかし、初代アニメ放送時にまともな玩具がなかったのも、これまたアイアンハイドと同じ。なので、アイアンハイドがマスターピースとしての登場すると分かった時から、当然ラチェットも出てくるものだと期待されていたのでした。

ノスタルジックな救急車。

トランスフォーマー MP-30 ラチェット

ビークル形態も懐かしのチェリーバネットなんですけど、救急車の形になると、元の車が古いとはいえ、そのレトロ感たるやすごいものがあります。チェリーバネットのような1BOXタイプの乗用車はまだ見る機会がありますが、このタイプの救急車は長らく見ていません。あるところにはあるかもしれないですが、人命に関わる車だけに、あまり古いまま放っておくわけにもいかないでしょうね。フェアレディZやビートルのような名車は何かと目にする機会が多いですが、時代とともに移り変わる大衆車は現役当時の風景を伴って浮かび上がってきます。そういう意味でも、初代アニメ放送時に子供だった世代にとって、マスターピースシリーズは最新の玩具でありつつノスタルジックな存在でもあるわけです。

ノスタルジックついでですが、今回もビークルモードのフロントガラスから、旧玩具のオマージュである「顔っぽい意匠」が覗いてます。アイアンハイドの時は面白く感じたんですけど、ラチェットでは成形色が白なので、やたらこの部分が浮いてしまい、非常に目障りです。この部分こそシールでよかったんじゃないでしょうかね……。

実は念願でした。

トランスフォーマー MP-30 ラチェット

そうですよ、シールです、シール。前回のレーザーウェーブで「やめてほしい」って書いたんですけど、今回は肩の部分が半ばやむを得ない理由でシールになってしまいました。
ラチェットは肩に赤十字が書かれてるんですけど、これって勝手に使っちゃいけないらしいですね。で、タカラトミーの回答としては、シールにしとくから買ったみなさんで好きにしてください、ってことなんでしょうね。いや、そんなアナウンスはないわけですが……。余計な部分を切り取ったら赤十字になるシールが付いてるもんですから、まぁ、そこら辺はね、マスターピースの購入者層って、ほとんど大人でしょってことです。ただまぁ……、大人なんですけどね、不器用なのに年齢は関係ないです。やっぱり綺麗に貼れないよなぁ……。

なんか文句ばかりになったので、気に入っているところも。
まず顔。アニメっぽくもあるし、玩具としてカッコよくもある、絶妙なデザインです。アイアンハイドと比べてもこっちは全く違和感がない。一方で、笑顔の方はだいぶ違和感があります。なんだろう、ちょっと怖いですね。アングル次第でいくぶん和らぐかとは思いますが。

あと、豊富なオプションパーツはいいですね。今回は工具系がそろっていて、ホイルジャックとかでも使える辺りが、シリーズを意識している感じでとてもいい。
アイアンハイドの時に書き漏らしたんですが、拳の部分に色々なオプションを付け替えられるというのが、個人的にはとても気に入ってます。いや、フィギュアのように手の表情を変えるということではありません。「マスターピースなら指くらい動いてほしい」というのは変わらぬ願いです。そうではなくて、劇中で出てきた、手が引っ込んで代わりに便利な道具が出てくるという描写、あれが実際に玩具でできるようになったことに感慨ひとしおなのです。マスターピースとして、ちゃんと「拳が引っ込んで」からオプションをつけるという手順になっているところが素晴らしい。
子供のころ、淡い期待を抱いて玩具を開封した、でもそんな機能は当然ついてなかった。半分わかってはいたけど、でも正直がっかりした……。コストパフォーマンス重視の子供でしたから、これは結構大きな問題だったのです。今後もしマイスターやハウンドが出るとしても、この仕様だけは続けてもらいたいものです。

子供の頃にそれはそれで納得していた玩具が、大人になったら段違いのデキになって戻ってきた。80年代育ちの僕らは、こと玩具に関しては幸せな世代だとシミジミ思うんです。なんだか今回はいつも以上にノスタルジィな気分だな……。

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