リメイクのようで、リメイクでない。

シリーズ第2弾として登場したのは、スタントロン部隊ことメナゾール。それまでの、「車からトランスフォームするのはサイバトロン」というイメージを覆し、構成メンバーがみな車のビークルモードを持つデストロンの兵士です。アニメの中でも、一般市民がサイバトロンと誤解するシーンがあり、存在自体がメガトロンの作戦のようなキャラクターでした。初登場時からそのスピードと凶暴な走りっぷりはサイバトロンにとって脅威でしたが、後から登場した「合体兵士ブルーティカス」も圧倒してしまうなど、シリーズを通じ強敵として描かれています。
さて、「ユナイトウォリアーズ」シリーズは「マスターピース」と異なり、リメイクを前提としていません。特に海外で先行発売されていたバージョン(「コンバイナーウォーズ」シリーズ)は構成メンバーの一部が別人になっているなど、自由度の高いものでした。一方、日本では「マスターピース」のコンセプトがウケていることもあってか、導入にあたって改めてアニメや旧玩具の印象に近づける処理が施されました。

チラつくマスターピースの気配。

そういった経緯もあって、このメナゾールには懐かしさと違和感が混ざり合った、複雑な印象が残ります。

旧玩具は車を横にしただけの斬新な両腕や、どちらかと言えば面長な顔の影響で、スリムなシルエットをしていました。アニメでの印象もそれほど大きな差異はなかったように思います。ただ、旧玩具がハニワのような表情だったのに比べ、悪役に見せるためかアニメの顔つきは怖かったですが。

それが今回のユナイトウォリアーズになると、体は横に広いし、顔は鬼かと見まがうほどの迫力。旧玩具とアニメとの差異を軽く超越して、すごく怖い悪役になってしまいました。鋭利に長く伸びた角、シルエットが丸くなった頭部はまるで「キン肉マン」に登場したバッファ□ーマン。手足が大きく、がに股のシルエットも迫力満点です。上から覆いかぶさるようなポーズを取らせると、表情がハマりすぎて、威圧感にのけ反るくらい。

そういうわけで、これはマスタピースにはなりえないものの、そこをはずしてみれば非常によくできた「新バージョンのメナゾール」です。しかし、そこに旧玩具のメナゾールがチラつくのも事実。もうホントに、チラつくチラつく……。正直なところ、もしコンバイナーウォーズのまま旧玩具の気配を消していたら、買わずにいたと思います。タカラトミーの戦略に、見事にやられましたね。

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