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トランスフォーマー MP-36 メガトロン

トランスフォーマー MP-36 メガトロン

これはトランスフォーマーのファンとしてあるまじき記事です。なんと、わたくしメガトロンを一回も変形させておりません。当然、銃形態の画像もありません。このメガトロンの変形について「複雑すぎる」とか、「タイトすぎて塗装が剥げた」とかいう声を、ネット上で散々目にしました。それはもう、変形させた皆さんは見る限り一様に「変形させる前に覚悟しておけ」と仰っていました。
一家の大黒柱として、限られた資金をどうにかこうにかして手に入れたメガトロン。大事な大事なメガトロン。「覚悟しろ」と言われたって、そう簡単にはできません。しかも自分が超の付く不器用であるのは、自他ともに認めるところ。君子危うきに近寄らず。ファン失格のそしりを受けようとも、このメガトロンは(よっぽどのことがない限り)変形させないことに決めました。
そういうわけで、今回は変形後の状態を知らない人間が書く、珍しいトランスフォーマー記事です。

待ちわびたライバルの登場。

トランスフォーマー MP-36 メガトロン

我が家でも、コンボイ司令官やデストロンの三参謀が首を長くして待っていました。MP-10で仕切り直しとなった「マスターピースシリーズ」、そのもう一方の主役、デストロンの首領にふさわしいメガトロンの登場を。
コンボイの登場からおよそ5年、想定外に時間が掛かったのか、あえてインターバルを設けたのかは分かりません。ただ、この5年の間に間違いなく技術と経験は蓄積されてきました。マスターピースは毎回、複雑な変形を面白味のある行程でこなし、技術者の想像力のすごさを見せつけてくれています。時間を掛けたことでファンの飢餓感は増幅し、作り手の技術も向上。二つのベクトルの到達点に、この幸福なメガトロンは誕生しました。

顔はもちろん、全体的なデザインには非の打ちどころがありません。アニメのキャラクターがそのまま手の中にやってきた、文字通りの見栄えです。変形のしわ寄せで背中が多少ゴチャゴチャしておりますが、個人的にこれは愛嬌の範囲。どれだけ背中を見せる機会があるのか、というところです。スタイルは多少マッシブになってはいますが、現代風にアップデートしたにしても控えめではないでしょうか。
アクションフィギュア顔負けの大きな可動領域と、ポージングを決めやすい関節の固さ。撮影にストレスはほとんど感じません。ただでさえ変形というハンデを背負っているのに、それを逆手に取って可動領域を拡大している箇所もあって、頭の下がる思いです。あくまでも変形はさせませんが、変形の恩恵だけいただいておきます。
もうホント、褒めるところしかありません。持った時の重量感さえ愛おしい。

本体とは別のところで。

トランスフォーマー MP-36 メガトロン

ただ、理性で押し切れない本音の部分では、不満点がないわけではありません。変な言い回しになりましたが、メーカーの事情とかを考えずに個人的な想いを吐き出す、というレベルの不満です。

オプションが多すぎるんですよね。そして、そこにメーカー側の「ファンのこと分かってる」アピールを感じて、少し面倒くさく感じるのです。

メガトロンに限らず、僕の願いは「劇中に出てきたキャラクターを手にすること」です。あくまでもキャラクターであって、「劇中の<あのシーン>を再現したい」というのではありません。それは一段階上の欲求であるように思います。今回で言うと、「ヘッドギア」に「ベクターシグマのキー」、それと「ブラスター」。いずれもメガトロンに欠かせないアイテムでもない。あとはダメージ版の顔と胸板にしても、その二か所だけ差し替えてもじゃないでしょうか。音声や発光のギミックも個人的には家族の手前で遊びづらく、今まで一度も試せていません。一方で、最近は「旧玩具の姿を再現する」というのもよくありますね。これも、「劇中のキャラクター」重視の僕としては、あまり魅力的ではないんです。

もちろん、これらがなくなったら価格が下がるかと言えば、そうではないかもしれません。オプションだけ受注生産にすればいいじゃないか、というのも、実は簡単なことじゃないんだと思います。だからこれはあくまでも吐き出しているだけです。しかも本体の出来とは関係ないことです。繰り返しますが、このメガトロンは本当に素晴らしい。傑作です。まさにマスターピース。ただ、その「特別感」の演出がやや過剰なんじゃないかな、と思っただけのことです。

MP-10がそうであったように、このメガトロンから新しいマスターピースが始まる。そんな予感がヒシヒシと感じられて、今は楽しみで仕方ありません。

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