もはやアクションフィギュア

昨今のアクションフィギュアは、人体の構造を研究して「広い可動範囲」と「目立たず違和感の少ない」関節を実現した商品が多数あります。可動するロボットである以上、昨今のトランスフォーマーもその流れに逆らえません。

しかし、トランスフォーマーには変形という前提があります。可動部分はまず、ビークルなどからロボット形態に変形するために用意されます。ポーズを付けるための関節はそのあと。「変形の恩恵で、この箇所の可動範囲が広くなっています」なんてコメントを、以前はレビューでよく見かけたものでした。

このサンストリーカーは、まず変形自体が「2種類のランボルギーニに姿を変えて、リトラクタブルライトも展開させる」という変態ぶり。その上で、アクションフィギュアと同等の可動範囲を実現してしまうんだから、私のような文系脳で方向音痴な頭には魔法にしか思えません。

加えて、個人的に触れないではいられないのが、その可動箇所の適度な固さです。ポージングに最適なちょい固めの設定。実に気持ちよくポーズがつけられます。アクションフィギュアとしては重要な要素です。

マイナーキャラにスポットライトを

ランボルとサンストリーカー、この間5年。海外では兄弟とされるこの二人がマスターピースとして揃うまでには、結構な時間が掛かりました。ランボルギーニ型はまずランボルから登場するのが常。アラートを経て、よくここまでたどり着いてくれたものです。

インフェルノの時にも書きましたが、ここまでの道のりでマスターピースの設計技術は成熟し、サンストリーカーは驚異的な変形機構と可動を両立した傑作に結実しました。商品化が遅れたからこその幸運。このままシリーズが続けば、どれほどの幸運が待ち受けているのかと、楽しみでなりません。同型なのにアニメではスタイルの違った「トレイルブレイカー/ホイスト」や、ミニボットの面々、2010のキャラクターたち……、アニメそのままの姿を立体化してほしい候補はまだまだあります。

いささか高額ながら、その分の期待に違わず高評価で迎えられたサンストリーカーに、この先の長い長い道のりへの希望を託していきたいものです。

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