身近なスーパーカー。

ということで、そのフェアレディZシリーズから、モデルとなった車の姿に一番近いMP-18 ストリークを取り上げます。
プロールはパトカータイプ、スモークスクリーンはレーシングカータイプということで、ストリークの姿こそが市道で目にする可能性の高い、リアルなフェアレディZの姿でした。今では珍しいツートンのボディカラーは通称「逆マンハッタンカラー」というのだそうで、これがまたスリムなボディを一層引き締めていて、他の二種にはない大人っぽい雰囲気もあります。
カーロボット勢は他にもランボルギーニカウンタックやランチアストラトス、ポルシェ935ターボなど名だたるスーパーカーが居並ぶのですが、この世代のフェアレディZはそれらにも負けないスーパーカーでした。国産であるという誇りと親近感から、むしろ外国製のスーパーカーよりもヒロイックなイメージが強かったかもしれません。
いわゆるロングノーズのショートデッキと呼ばれる古典的なスタイリングはもちろん、ボンネットをえぐったようなライト周りのデザインなど、スポーツカーと呼ばれるような車とは違った存在感があります。「早く走る車」という形において、あまりに完成された、非の打ち所のないデザイン。トヨタ 2000GTと並ぶ、国産車のデザインに起こった奇跡のようにも思えてくるのです。

時を越えてやってきたストリーク。

さてこのマスターピース ストリーク、これもまた、ちょっと大げさに言うと奇跡のようなデキなのです。

まずビークル形態についてはご覧の通り。ロングノーズ・ショートデッキのバランスもよく、さらにはフェンダーミラーも再現されていて、しかもそれを取り外すことなく変形できるという優れもの。外装の材質はプラスチックですが、塗装の質感がいいので、金属っぽい高級感も感じられるくらい。

そして何よりロボット形態の再現性が素晴らしい……。胴体にドカンとボンネットが居座って、かつ車体後半がそのまま足という構成をよくもここまでスタイルのいいロボットにできるもんだと感心するばかりです。
スタイルのよさに一役買っているのが足の構造。シートから後ろの部分だけで足を構成するわけですが、内部から外装から至るところが微妙に角度を変えていくことで少しずつ全長が伸びていき、いつのまにやらスラッとした足になっている不思議。しかもそのシルエットはアニメのイメージを壊さないという巧みさ。もうホント、いい意味で変態っぽい変形をしてくれます。

この変形についてはずいぶんと検討されたものだと思うんですが、その努力が僕らの子供の頃の妄想を実現してくれたんだと思うと、本当に感謝しかありません。何度も言ってますが、僕らはシンプルな玩具で遊びながら、妄想で満足してきました。しかし僕らも年をとり、現実しか見えなくなってきた。そんなタイミングで、あの頃の僕らがイメージした玩具を届けてくれる、タイムマシンのようなマスターピースシリーズ。僕らには買って楽しむことしかできませんが、末永く続いてくれることを祈るばかりです。

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